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2012-10-19

新幹線ではありません

 いつだったか忘れたけど、もう何年も前のことです。

 折尾駅の鹿児島本線のホームで電車を待っていました。近くに、50歳くらいの着物姿の女性二人がいました。電車の時間まで5分ほどありますが、その電車の前に特急が発車します。

 しばらくして、特急電車がホームに入って来ました。 車両は、白いソニックでした。



 これを見た二人の女性が、驚いたように声を揃えて言いました。

「あらっ、新幹線が走りよる。」


2012-10-13

飲酒歴の記録

 ふと思い出して、激しく飲み過ぎた時のことについて書こうかと思ったんですが、その前に飲酒歴を簡単に紹介しとこうかと思ったので、このエントリを先に公開することにしました。

 飲酒歴を遡ると、はっきりしたことはわかりません。父親の晩酌中に、ビールの泡を舐めて「にがーい」って言ってたりしてましたが、それがいつだったかは覚えていません。あと、小学校の頃から、お正月にはお屠蘇を5cmくらいの杯に一杯だけ飲んでました。これも何年生からだったか、はっきりと覚えてません。

 はっきりと覚えてるのは、小学校3年生の時です。夏休みの思い出です。父親が会社の社員旅行みたいなので大分県のログハウスに連れて行ってくれました。他の社員さんも家族連れです。ログハウスと言えばバーベキューですよね。みんなで、昼間からバーベキューで盛り上がるわけです。そこで、大人たちはビールを飲んでますよね。

 大人の人達がおいしそうに飲んでるので、ビール瓶を持ってた人にお願いして紙コップに入れてもらいました。そのころは、子どもの飲酒や喫煙に対して今ほど厳しく言わない大らかな世の中でしたから、父親が「ええよ、ええよ」と言うので、保護者の許可のもと、堂々とビールを入れてくれました。まわりの大人たちは、きっと「苦いー!」っていう反応を期待してたに違いないと思います。

 バーベキューの肉を食べながら、紙コップに入れてもらったビールをゴクリといきました。

 そのビールが旨かったわけです。

「おいしー!」

 大人の人達の驚いた表情が印象的でした。

 そんなわけで、小学校3年生にして、ビールの旨さを覚えたのでした。そのときは、紙コップで5杯くらい飲んだような気がします。

 父親が務めていた会社も年々大きくなり、社員全員とその家族で旅行するのは数年で無理になりました。でも、会社では創立記念日に、家族も呼んで盛大に宴会をするという行事もありました。

 時は過ぎて中学1年の時のことです。例年通り、会社の創立記念日の行事に参加してきました。オードブルが所狭しとならんでいます。ビールの味も覚えているわけですから、一応父親に頼んで、ビールを飲ませてもらうことにしました。その会場では、生ビールサーバーを用意してあって、ビールを飲みたい人は生ビール担当の人に頼んだらジョッキに入れてくれてました。

 中ジョッキになみなみと入れられたビールですが、暑い季節だったし、やっぱり旨いわけです。

 2杯目をもらいに行った時に「だいじょうぶ?」って言われましたけど、だいじょうぶかどうかって見ればだいたいわかりますよね。なんだかんだで料理もいっぱい食べてたので、ビールはそんなにたくさんは飲めませんでした。ジョッキ3杯を飲み干しましたが、おなかいっぱいになりました。

 さらに時は過ぎて高校1年の時の話。なんか理由は忘れましたが、父親から、自宅から歩いて10分くらいのところにあるスナックに連れて行かれました。よく覚えてないんですが、普通にウイスキーの水割りとか飲んでたような気がします。

 そこに、別のお客さんが来ました。そりゃ高校生がスナックで飲んでたら驚くわけです。父親が来て「親公認だから」と説明してくれてその場は落ち着きました。そのお客さんとカウンターで話しながら飲んでて判明したんですが、通ってた中学校のPTA会長でした。

 そこから延々と説教が始まってしまいました。まあ、酒を飲むと説教したがる大人っていますもんね。しかし、途中から何を言ってるんだかわかんなくなってきました。飲み過ぎて酔っ払ってロレツが回ってないんです。

 心のなかでは、説教するくらいなら酒の飲み方のお手本を見せてくれよなー、なんて思ってました。

 高校までの飲酒歴で印象的な話を書いてみました。

2012-10-04

最も過去の記憶

 前回は、見たばかりの夢について書いたので、今回は最も古い過去の記憶について書いてみましょう。

 といっても、最も古い記憶だから、たいしたものではないです。いつの記憶なのかさえはっきりしていません。でも、幼稚園に入園する前の記憶だということは明らかです。というのも、幼稚園に入園する前に引越しをしたのです。幼稚園には3年保育で通いました。私は4月生まれなので、4歳から6歳までの3年間を幼稚園に通ったのですね。

 引越しをしたのは、親が自宅を新築したからです。引っ越したあとに幼稚園に通い始めたことは覚えているので、引越しは3歳のときだと思います。もしかすると2歳のときかもしれません。引っ越してからしばらく経って幼稚園に通い始めたような気がします。

 古い記憶の一つは、新築中の棟上げした頃の自宅です。親に連れられて、まだ柱が組み上がったばかりの家を見に行った記憶があります。柱が組み上がった状態の、天井くらいの高いところに大工さんがあがっていて、金槌でトントンと釘を打っていたのが印象的でした。

 家を建てるってすぐにできることじゃないですよね。昔気質の大工さんの仕事ですから、柱が組み上がってから引越しできるようになるまで、半年くらいかかってるんじゃないでしょうか。それを考慮すると、建築中の家を見に行ったのは2歳だったかもしれません。

 そしてもう一つの記憶は引っ越す前の家です。緑色の瓦の平屋建てで、南側に大きな縁側がありました。家の周りにはたくさんの植木があり、緑に囲まれた緑の屋根の家でした。

 庭の端っこから、家の方を見上げたような感じのスナップ写真のような感じで、ワンショットの記憶があるだけです。

 みなさんの最も古い記憶、いつごろのものですか?

2012-10-01

壮大な夢を見た

 ある日、友だちから誘われてバイクでツーリングに行くことになりました。なぜか2泊3日の予定で。夢を見たのが木曜日の朝だったんですが、金曜日には専門学校での講師の仕事があります。金曜日の朝には戻ってないとまずいんだけど、とか思いつつも、「まあ、どうせ夢だから目が覚めれば家に戻ってるからいいや」って感じで、その時点で夢を見ているという自覚があるわけです。

 それから細かい話もあるのですがざっくりと省略。目的地のひとつであるダム湖のところまで快適に走りました。道はダム湖の湖面すれすれのところを通っています。というか、1cmくらい水没しています。水しぶきを上げながらバイクで走り抜けます。ガードレールがありません。一歩間違えばバイクごとダム湖に沈んでしまいますが、無事に通り抜けました。

 しばらく走ると、次の目的地である超長いトンネルの入口に到着。トンネルの長さは数10kmだったように思います。ナトリウムランプがトンネルの中をオレンジ色に照らしています。

 バイク3台でトンネルを走り始めました。まったく景色が変わらないトンネルを数10kmも走り続けるなんて、ものすごく退屈そうで、二度と走るもんかなどと思ったのですが、さすが夢。あっという間に通り抜けました。先頭のバイクに続いて田園風景の中を走ります。

 しばらく走ると、見覚えがあるところに出ました。そこは、先ほど通ったダム湖にそっくりでした。水しぶきを上げてバイクでダム湖のほとりを走り抜けます。さらにしばらく走ると超長いトンネルの入口のところに出ました。先頭を走ってた人が地図を確認してみると道を間違ってたことがわかりました。「もっと早く気付けよ。」って思いましたが黙ってました。

 そんな調子なので時間は既に夕方。近くのホテルに宿泊することになりました。

 ホテルにチェックインして荷物を部屋に運び、ロビーで休憩することにしました。ロビーで休憩していると、ホテルのスタッフの方が「このホテルではライオンその他の数種類の動物を放し飼いにしているんですよ」と教えてくれました。ガラス張りの外を見るとそこはホテルの庭園で、数頭のライオンが昼寝をしていました。ホテルのスタッフの方が「ガイドを付けますので、近くでご覧になって下さい」と勧めてくれます。

 ツーリング仲間のうち、女性一人と僕、あわせて二人が庭園に出てみることにしました。

 ホテルの庭園は下の絵のような感じでした。右下のあたりがホテルの庭園出入口。ガイドさんは女性を案内して右側の通路から庭園の奥に進み、さらに左に進みました。Aの位置に女性、Bの位置にガイドさんがいます。赤い●はライオンです。僕は1頭だけ離れて寝ているライオンを見るために、Cの位置に移動しました。

 Bの場所にいるガイドさんが「大丈夫だからこちらに!」とCにいる僕を呼んでます。たしかに、ガイドさんのところに行く途中にいるライオンは眠っているように見えます。それに、人を襲ったりしないよう調教していると説明を受けてますので、多分大丈夫なんでしょう。

 でも、何か嫌な予感がしたのでそのまま立ち止まっていると、カモシカのような動物がやってきて寝ているライオンの方に跳ねて行きました。その動物がライオンのすぐ横を通過しようとした瞬間、パッとライオンの目が開き、その動物の胸元に噛み付きました。ライオンが噛み付いたまま強く首を振ると、血しぶきが上がりそこら中に内臓や肉片が飛び散りました。自分のところまで血しぶきや肉片が飛んできて、頭や服にも付着しています。

 もしガイドさんに呼ばれるままに進んでいたら、僕がライオンの餌になっていたかもしれません。さすがに夢だとわかっていても、ライオンからあんなに派手な噛まれ方をしたくないなと思いつつ、僕は血しぶきや肉片を洗い流すためにホテルに戻ることにしました。

 まもなく、飛び散った肉片に呼ばれるように、ハイエナが群がって来ました。

 ホテルの庭園入口付近まで戻ってみると入口の自動ドアの前に興奮したライオンが1頭いて、周囲を伺っています。しかし、そのライオンの前を通らなければホテルの中に戻ることができません。血しぶきや肉片を浴びている僕は、ライオンから見れば恰好の獲物です。

 他の動物が動いたことで入口の前のライオンがそちらに気を取られた瞬間に、入口まで走りました。しかし、ちょうどライオンの前まで来たところで、ライオンが振り向きました。距離は1mもありません。ホテルの自動ドアが開きかかっています。ライオンが僕に襲いかかろうとした瞬間に、ありったけの力でライオンの鼻を殴りました。ライオンがひるんだ瞬間にホテルの中に駆け込みました。

 これで一安心なんて思ったのですが、そういえばガイドさんと女性はまだ庭園の奥の方に出たままです。

 「助けなきゃ!」

 そう思ったところで目が覚めました。

 それにしてもバイクに乗る夢なんてものすごくひさしぶり。この前、荷物を整理してて、北海道にツーリングに行った時の写真を見つけてしまったからこういう夢を見たのかもしれません。ライオンは意味わからんけど。

☆☆☆☆☆