2013年3月30日土曜日

最高に旨いコーヒーの淹れ方

 大学に入学して一人暮らしを始めたころから、いろんな種類のコーヒー豆を買って飲み比べてたりしてました。

 コーヒー豆はいつも近所のスーパーで買ってました。コーヒー豆を並べてる横に電動コーヒーミルが設置してあって、セルフサービスで豆を挽けるようになってるアレです。

 最初のころはスーパーのコーヒーミルで豆を挽いてから買って帰ってたんですけど、やっぱり味が落ちるのが早いわけです。

 なので、なにかのきっかけで手動のコーヒーミルを買うというのは自然な流れ。電動が欲しいけど、貧乏学生だから安い手動で我慢するのです。豆を挽くのは手間ですが、部屋の中に珈琲の香りがいっぱいに広がって、それはそれで気分のいいものでした。コーヒーを淹れる前の儀式みたいなもんです。

コーヒーミル 手動式 GY-0202
コーヒーミル 手動式 GY-0202

 そうすると、挽きたてのコーヒー豆で淹れたコーヒーの旨さを覚えてしまうのですよね。それまでに飲んでたコーヒーとは格が違うのです。そうなると、さらに味を追求したくなってしまいます。

 そこでなにをするかというと、挽いたコーヒー豆に混ざってる渋皮を吹き飛ばすのです。コーヒー豆を挽くと渋皮が混ざるんですよね。キッチンシンクの上で挽いた豆に息を吹きかけて渋皮を吹き飛ばす。それを何度も繰り返す。これってやり始めるとキリがないんです。

 渋皮もコーヒーミルで挽いてるので、大きなものから細かくなったものまで無数にあります。大きなものは目につきやすいので、比較的容易に見つけられます。でも、吹き飛ばす作業を続けてると、細かいものばかりが残って、見た目はコーヒー豆と区別がつかなくなります。

 ある日、思い立ちました。コーヒー豆を挽く前に渋皮を取り除いてしまえばいいんじゃないかと。

 せっかく旨いコーヒーを淹れるんだからってことで、スーパーに行って新しいコーヒー豆を買ってきました。当時一番旨いと思ってた、トアルコトラジャを買ってきました。200gで1000円以上もする豆です。大奮発です。

 さっそく買ってきたコーヒー豆から渋皮を取り除く作業を始めます。そこでポイントです。コーヒー豆っていうのはどうなってるかというと、こちらの参考画像をご覧ください。

 コーヒー豆の中心部分の割れ目にチラッと見えてるのが渋皮なんです。

 つまり、渋皮を取り除くには、この硬いコーヒー豆を割らないといけません。

 いくつかの方法を試しましたが、一番楽だったのはコーヒーミルを使う方法でした。

 コーヒーミルで豆を割ることにしたので、まずはコーヒーミルに付着してる残りカスを掃除します。残りカスに渋皮が混ざっているからです。せっかく取り除いたのに、残りカスに混ざってる渋皮が混入したのでは意味がありません。

 掃除してきれいになったコーヒーミルにコーヒー豆を1個だけ入れてハンドルを少しだけ回すと豆が割れます。その豆が粉々になる前にコーヒーミルの上から豆を取り出すのです。そして、割れかかった豆を手で割って、渋皮だけを取り除きます。渋皮は捨てて、豆は別の器にまとめておきます。

 正直、めちゃくちゃ地道な作業です。

 一杯分の豆から渋皮だけを取り除くのに、1時間以上かかったと思います。

 そして、とうとうコーヒーを淹れる時がきました!

 きれいにしたコーヒーミルに、完全に渋皮を取り除いたコーヒー豆を入れて豆を挽きます。

 お湯を沸かし、コーヒーサーバー、コーヒーカップ、ドリッパーをあたためます。

 ペーパーフィルターに、挽きたてのコーヒー豆を入れます。渋皮がまったく入ってないコーヒー豆です。感動すら覚えます。

 コーヒー豆に少しだけのお湯を注ぎ、しばらくの間コーヒー豆を蒸らします。そのあとで、一気にお湯を注いでコーヒーを淹れました。

 とうとう、渋皮を完全に取り除いたコーヒーをいただくときがきました。

 あつあつのコーヒーの香りは、いつもどおりです。軽く口に含んでみました。

 !!!!!!!!!!!!

 めっちゃくちゃクリアな味わいでした。渋皮に由来する渋味とか雑味とかがまったくないのです。これがコーヒーそのものの味なのかって思いました。感動モノです。(1時間以上もかけて作業してるのでなおさらです)

 あの日のコーヒーは、今でも思い出に残る貴重な一杯でした。

 超絶にめんどくさくて手間も時間もかかるので、あれ以来一度もやってません。

☆☆☆☆☆