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2013-10-13

壁に止まっていた蚊を叩いて爆笑した思い出

 大学の時の話。大学のすぐ横に学生寮があったわけです。とある夏の日に、その学生寮に住んでいた友達のところに遊びに行った時の話です。

 雑談している途中で、蚊が飛んでるのに気付きました。蚊がいるようでは、安心して雑談を続けている場合ではありません。撃退しなければ、安心できません。

 ちょっと待ってると、蚊が壁に止まりました。壁には布目のようなデザインのクロスが貼ってありました。蚊が止まった壁が自分の近くだったので、壁の蚊を叩く体勢を取りました。しかし、学生寮の壁です。汚したりすると申し訳ないのです。下手に叩き潰すと、壁を汚してしまいます。

 そこでふと思いついたのが、蚊を空気圧で圧死させる方法でした。手のひらを少し丸めておけば蚊を潰すことはありません。

 蚊が止まっている場所が、丸めた手のひらの真ん中辺りにくるように狙って、壁を強くたたきました。

 手を外したら、パッと見では蚊が見当たりません。

「もしかして逃げられた?」
「あっ!ここ!」

 壁をよく見ると、蚊が死んでました。壁の布目の凹んだところに嵌り込んでいたのです。見えていたのは、後ろ足2本と尻尾の部分だけで、7割くらいが嵌り込んでいたので、見失ったと思ったのでした。

 まさかの蚊の結末に気付いて、友達とふたりで爆笑しました。

 学生寮の壁を汚さないようにするという目的は達成できませんでしたが、とにかく腹筋が痛くなるほど大笑いができました。

 その後は、調子に乗って二人で蚊を見つけては壁をバーン!を繰り返しましたが、なかなか同じ状況にはなりません。蚊を叩かないつもりが叩き潰してしまったり、うまく圧死してもそのまま壁から落ちたり、うまくいかずに逃げられたり。

 そんなことをしばらく繰り返してたら、こちらから叩いたわけでもないのに、壁から「バーン!」と音がしました。

 隣の住人を怒らせてしまったようです。

 壁を叩くのはやめました。


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