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2019-01-01

年賀状配達のアルバイトで思ったこと

 もう30年も前のことですが、年賀状配達のアルバイトをしたことがあります。
 年賀状配達といえばバイクなんですが、郵便局が持っているバイクのほとんどは原付きです。

 でも、一部に原付きでは配達困難な急坂のところがあったりして、数台だけ125ccのバイクがありました。

 当時、中型免許を持っていたので、そういうところの配達要員として割り当てられました。

 まあ、急坂の話はどうでもよくて、年賀状配達のアルバイトに来ている高校生がいたんですよね。

 ほとんどの配達員のアルバイトの人は、5時前に郵便局に戻ってきます。

 だけど、その高校生だけが6時過ぎたりしてました。

 私はどれだけ早く配達を終えられるか、毎日タイムトライアル的に配達していたので、早いときは3時前に郵便局に戻ったりしてました。

 アルバイトなので、早く終わるとそこで帰るように言われるので、稼ぎは減ってしまうんですけどね。

 早く終わらせて、自分のやりたいことをやってました。

 バイクで遊びに行ったりとか、自宅に戻って本を読んだり、ゲームしたり。

 で、郵便配達のアルバイトをしてたときは、お昼には自宅に戻って食事をしてました。

 その高校生の配達区域は、自宅に戻る経路の途中にありました。

 ときどきその高校生を見かけることもあったんですが、あるとき、公園で休憩しているところを見つけました。

 「なにしてるのー?」

 話しかけてみました。

 「いつも戻るのが遅いけど、そんなに郵便多いん?」

 「早く戻ったらバイト料減るやろ。だけ残業出る時間まで暇つぶししとる。」

 あー。

 だから毎日遅かったんだ。

 しかも、残業時間は割増になるしね。

 郵便局は、彼が休憩で遊んでる時間も給料を払ってたわけです。

 結局、生産性を評価した給与じゃないと、そういうことが起こってしまうんだなー、と、大学生ながらに考えさせられた案件でした。


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