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2014-01-27

とある夏の日のゴキブリとの格闘の記憶

 大学生だった時の話。ある夏の日の夜、シャワーを浴びて汗を流してアパートの中でくつろいでいました。暑い夏の日なので、短パンで上半身裸という状態です。

 せっかくくつろいでいるのに、キッチンのあたりに黒い物体が動くのを発見してしまいました。

 もちろん、ゴキブリです。

 用意してあるスプレー式殺虫剤を手にとって戦闘態勢に入ります。

 ゴキブリに気付かれないよう、ゆっくりと近づいていき、スプレーを浴びせました。

 もちろん、ゴキブリは逃げます。逃げるというか、部屋の中を走り回ります。そして、ファンシーケースの下にもぐりこみました。

ファンシーケースっていうのはこんなヤツです。パイプを組んだ上からビニールや布のカバーをかける安価な衣装ラック。

 そのうち出てくるだろうから、出てきたところに再びスプレーを浴びせてやろうと待機していました。が、なかなか出てこないので、ファンシーケースの下にスプレーを一吹きしました。そしてまた待機。

 しかし、なかなか出てきません。もしかしたら、ファンシーケースの下で死んでるのかもしれないと思って、ファンシーケースの下を覗き込みました。

 その瞬間です。上半身裸の背中の上にヤツが落ちてきたのです。

 感触で分かります。大きさとか重さとかがまさにヤツです。

 「うわっ!」

 ファンシーケースの下をのぞいてた状態から飛び起きました。

 床ではヤツがのたうちまわってます。既に、自分の思い通りに走り回る力は残ってないようです。

 新聞紙でヤツを弾いて玄関の方に飛ばして行き、玄関のドアを開けて室外に弾き飛ばし、やっとのことで平和が訪れました。

 もちろん、シャワーを浴びなおしました。

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